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2007年4月 8日 (日)

シュガーポット

簡単なことだろう 僕はそこへ行くよ 君の隣 安らげる場所

イヤになってしまう日も 二人取り巻く空気に 総てを委ねてしまえるんだ

身勝手な感情を 胸に燃やしているけれど

誤魔化しなんて利かない…… 確かに心は彩られているんだ

このまま 何処まで 共に生きてゆける?

理由はいらない 赴くままに

もっと もっと ずっと ずっと 君といたい

もっと もっと ぎゅっと想いを 抱きしめたい

格好良いセリフも 気の利いた理想も 分かり合えば必要ないかもなぁ

暖かいイメージを 繋げてはストーリーを

紡いでは纏めて…… あるいは未来を創ればいいんだ

気付けば いつでも 並んでいられる?

幸せ 希望に 心震わせる

そっと そっと ふっと ふっと 微笑み交わす

そっと そっと 手を取って歩いていたい

答えにならないものを 考え続けているんだ

きっと君と同じ…… 世界を想い描いているんだ

このまま 何処まで 共に生きてゆける

理由はいらない 二人でいい

もっと もっと ずっと ずっと 君といたい

もっと もっと ぎゅっと想いを 抱きしめたい

もっと もっと ずっと ずっと 共にいたい

もっと もっと ぎゅっと想いを 共に抱いて……

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 僕の書く詩には2種類ある。一つは純粋にいわゆる詩であり、もう一つは歌詞だ。想像と創造の空間においては、思いのほか歌詞を書いていることが多い。例えば、今回の『シュガーポット』。

 以前に書いた、『つながり』や『8』もそうだし、『短篇集』も『足跡』もそうだ。ということは、僕はこの空間にはほとんど純粋な詩の方は、書いていないことになる。唯一『円』だけが、そういう存在であると言っていい。

 純粋な詩は好きだ。散文詩であろうが、なんであろうが。ただ、この空間ではあまり更新することがないというだけで。僕は案外、日常的に詩的に文章を捉えてしまうタイプだ。だから逆に言えば、僕の書く文章そのものに、もはや詩のような趣を持たせたいと想いながら書いているような気もする。おそらく、これから先、歌詞でない詩を更新することもあるだろう。

 歌詞と詩はやはり異なる。歌詞は曲と共に存在するものであるから、それが音楽として意味があるとしたら、同じ文章の繰り返しが生じる。世間ではもしかしたら、手抜きで繰り返すと思う人もいるのかもしれない。あるいは、巷で溢れかえる歌詞の多くは―とりわけアイドルは―それもあるだろう。……しかしながら、僕は違う。一度として、手を抜くために繰り返しを用いたことはない。

 そこに繰り返す意味があり、繰り返すよさがあるから、繰り返す。今回もそうだ。

 これだけ抽象的な、その上ストレートに漠然とした言葉ばかりで歌詞を書くのは久しぶりかもしれない。以前、その抽象性から、「もっと変わったことを書けばいいのに」と言われたこともあるけれど、それはいかがなものなのだろう。

 もちろん具体的な何かを出しつつ、それを上手く抽象的な表現として結びつけることは可能だ。それによって、「あぁ、なんて素晴らしい歌詞なのだろう」と想うことだって、ある。ストレートに漠然とした言葉を控えて、小難しくあるいは風情溢れた表現に感動することだって、ある。

 ならば何故これだけストレートで漠然とした抽象的な歌詞を書くのか、と問われれば、「それが好きだからだ」としか言うことは出来ない。出来る限り単純な言葉で、出来る限り誰もが理解できる繋がりで、歌詞を書く。いいじゃないか、と思う。当然、曲との関係性は重要だけれど。

 それはともかく、この『シュガーポット』はつい今しがた書き上げたところだ。メロディーと共に浮かび上がった言葉を多く使った。とても優しく、笑顔が溢れる暖かいメロディーだから、それを崩さないような歌詞になったと思う。

 これは愛の歌だろうか? 分からない。ただ感じられることは、他ならぬ僕自身の大切な想いは含まれているのだろうということだ。現実における「君」が誰なのかは別として。「もっと、ずっと」という単純な想い。

 『シュガーポット』というタイトルは非常に悩んだ。はじめは『未来創造』というタイトルだったし、そのまま『もっと、ずっと』というタイトルを経由したりもした。けれど、様々な隠れた意味も含めて、『シュガーポット』に落ち着いた。隠れた意味に関しては、最近僕自身が気がついた事実が基になっているけれど、それはどうでもいい。

 さぁ、コーヒーを準備しよう。砂糖は使わないけれど、大切な『シュガーポット』と共に。     circus

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