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2007年1月11日 (木)

 「紛らわそうとすればするほど、寂しさは膨れあがるものなのです」

 僕は、耳を塞ぐ。

 「考えまいと思えば思うほど、悲しみはすり寄ってくるものなのです」

 僕は、目を隠す。

 「傷つきたくないと望めば望むほど、苦しみは鋭さを増すものなのです」

 僕は、口を結ぶ。

 「大切にしたいと感じれば感じるほど、喜びは零れ落ちるものなのです」

 僕は、手を握る。

 「欲しがって探せば探すほど、幸せは儚く霞んでいくものなのです」

 僕は、心を砕く。

 

 君の、夢を見る。

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 高校生の頃は、形式は多々あれどこういった具合のとても短いセンテンスを、よくノートに書き留めていた。周りからするとそれは、少し異様な雰囲気がしていたのかもしれない。けれど、その頃のセンテンスの多くは、いつの間にかどこかへ失ってしまった。

 今回のセンテンスは、過去のモノではなく、現在吐き出したモノだ。だからと言って、今の自分を吐露したものということではない。心理状況が文章に及ぼす影響は少なからずあれど、心理状況そのものが文章に成りうることはない。

 しかしながら感じるのは、きっと今の僕には何かが足りないということだ。それが僕自身でどうにか出来るか出来ないかは、別として。街は、多くの意味で、冷たい。     circus

 

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